染井吉乃のブログ

とりあえず思いついた事を綴ることから始めよう

声がコンプレックスで、苦手だったカラオケが、週一で通うほどの趣味になるまで

私は人前で歌うことが苦手でした。
小さい頃はとくに気にすることも無く友達とアニメの歌など歌っていたのですが、時期としては、小学校高学年、声変りをし始めた頃からだったでしょうか…。
自分でも驚くほど声が低くなってしまったのがきっかけだったと思います。

 

今では、声は渋くてカッコいいよね!とか、
イケボで好きだなぁ。あ、声だけね!とか、
「声だけ」は褒められるので、自慢の長所の一つなのですが。
当時は、ただのコンプレックスで仕方ありませんでした。

 

音楽の授業での合唱でも同級生よりも声が低いため、求められる高いキーが出ないんですよね。なので、口パクで歌っているフリをしてやり過ごしていました。

 

中学校に上がるとみんなでカラオケに行こうという遊びの選択肢が追加され、初めこそ断っていましたが、雰囲気で参加せざる負えない時もありました。

順番に曲を入れていく流れの中「自分はいいよ」と断っていても何でもいいから歌いなよと回ってくるデンモク(当時は本だったかな?)

 

仕方なく自分の音域のキャパで歌えるであろう苦渋の決断で入力。
「演歌」

 

決してウケ狙いの選曲では無かったのだが、爆笑される。
歌がコンプレックスだったため、最新の曲も知らなかった事もあるのですが、全く世代ではない、周りの親の世代よりも上の世代の選曲。

親が遅く生んだ子供だったので小さい頃から知っていただけなのですが、同世代には何だそれ?だったのでしょう。
とにかく笑われて恥ずかしかった覚えだけがあります。

 

それからもなるべくカラオケという場所からは避けていたのですが、カラオケに行こうというノリは増す一方で、嫌々参加する事が続き、なるべくキーの低い演歌や古い歌を歌っては笑われる、を繰り返す。

 

そこでようやく吹っ切れる。
どうせ笑われるのなら、「笑われる」より「笑わせる」方がいいな、と。

 

そこから思いついた方向性が「モノマネ」である。
色んな歌を聴き、自分が挑戦できそうなキーの歌手から真似て歌うようにし始めた。
似てる似てないは別として、モノマネをしているんだという形が壁になって守ってくれるため、その辺りから逆に人前で歌う恥ずかしさが薄くなっていった。

 

また、そこで出会った「福山雅治」先生がかなりの恩人であった。
もう、めちゃくちゃ歌いやすい。
上手とまで言われる事もあり、本当に先生には感謝しかない。

 

そうなると少し楽しくなってきて、段々と欲が芽生え始める。
声が低いコンプレックスから、キーの高い歌が格好良く思えていた事もあって、そんな歌に挑戦したいと思うようになってくる。

 

ただ、ここからはそんなに簡単ではなかった。
夜な夜なCDを聴きながら歌って練習をして、父親から「うるさい!何時だと思ってるんだ!寝ろ!寝れないだろ!」と怒られる日々が続いた。

 

こんなの持ってたら怒られずに済んだのになぁ…

 

ゆず、ラルク、ケミストリーなど色々なジャンルの歌手の歌を練習していると、自分の声質?に合う合わないがあるという事に気が付いてくる。

 

なんとなく自分の中で手ごたえを感じてくると、早く試してみたいという感情が湧いてきた。そうして、カラオケという名の発表会に、友達を誘って歌ってみる。
あんなに誘われるのが嫌だったのに自分から誘うようになったのだ。

 

そこからもモノマネを探し求め、見つけたモノマネがサザンオールスターズ
桑田佳祐」さんのマネをしている人も多いのでもっと早く挑戦したらよかった。
独特な歌い方なので、声が高いのか低いのか誤魔化しながら歌えてラク
しかも明らかなモノマネだと分かるのでウケも狙えてお得感!

 

そして次の出会いが現在までのカラオケ好きを構築した大恩人。
それは、Mr.childrenの「桜井和寿」さん!
初めこそ全然声が出なかったのだが、段々とコツを掴んでくると今まで出せなかったような高いキーの声が出せるようになったのです!

そこからミスチルが大好きになり、ミスチルばかり歌うように。
似てるね、の言葉も嬉しいですが、上手いねの言葉も貰えるように!

 

今まで自分には、高いキーの歌は到底無理で歌えっこないと思っていたのに上手いねと言われるまでになった事がとても嬉しかった。
この時点でも既にカラオケが好きになっていたと思う。

 

それでも、まだ、桜井さんの歌い方で掴んだコツを、もっと色々な歌手で試したいという探究心は止むことはなかった。
そこからはどんどんと歌える曲の幅が増えて、モノマネという枠から段々と外れていった。

 

ただ、やはり出ないものは出ないのだなとつまずく曲もあった。
そんなある時、カラオケの会計レジ横に置いてあったサプリが目に留まる。
サプリの名前は忘れてしまったが「これを飲めば天使のような歌声が!」のようなうたい文句だったと思う。

 

半信半疑ではあったが、興味本位で一つ買ってみることに。
実際に使ってみると…天使とまではいかないが、それまで苦しかった場面が楽に出せるようになって、効果はありました!

 

百聞は一見に、いや一粒に如かず。
試す価値ありありです。

 

こんな感じのサプリだったと思う。

これもレビュー多かったので載せときます。

 

そんなこんなで、声が低いことがコンプレックスで歌うことが苦手だった私ですが、二十歳前後の頃は週一と言わず週三くらいでカラオケに通ってました。

 

ここ数年は、キーの高い男性ボーカルばかりの印象なので、私と同じ悩みを抱えている人は私の時よりも大変だろうなと思います。

(あ、でも当時もスピッツがいたな。)

 

あくまで自論ですが、歌が苦手な人はモノマネから入るのがオススメです。
色んな人をモノマネするうちに自分に合った歌い方が見つけられると思います。
そのコツを掴んで応用すればレパートリーの幅がきっと増えます。
たぶん、それは男女共通するところがあるんじゃないかなと思ってます。

 

歌やカラオケが苦手だなって思っている人。
でも楽しみたいな、克服したいな、って思っていたら、騙されたと思って試してみて欲しいかな。

 

私はこれで克服しました。

 

ちなみに選曲的に40代だと思われるかな?

※これでもまだアラサーです。